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30歳前後の漠然とした悩み。それはクオーターライフクライシスかも。

あなた
 30歳前後での人生での漠然とした悩み。仕事・私生活・人間関係・結婚・出産・将来のこと。色々なことが複雑に絡み合い、何をどうしたらいいかわからなくなってきた。どうすれば少しでも気楽に生きられるか?その答えを知りたい。
実はこのテーマについては、5年前このブログをスタートした時に書いたことがあります。
それから5年経ち、現在30歳の私が気づいたこと感じたことも含めて、【クオーターライフクライシス】について考えていきたいと思います。
悩めるアラサーの方々、もしかしたら今後の人生の羅針盤になるかもしれませんので、よろしければ読んでみてください。
◾️この記事の内容
・アラサーが感じる漠然とした悩みは深い森で迷ったようなもの

・クオーターライフクライシスとは何か?

・価値観は水物。ただし変わらないものもある。

・まとめ:白黒つけないグレーな部分を許容しながら進む勇気を

 

アラサーが感じる漠然とした悩みは深い森で迷ったようなもの

人生の転換期を迎えがちな当世代は、自分を取り巻く様々な問題が複雑に絡み合ってきます。

特に”風”の時代と言われる昨今、昔はイメージ出来やすかった【成功】の尺度が極端に見えにくくなってきました。

 

・お金は欲しいけど、会社で出世しても旨みが少なく管理職なんてなりたくない

・転職したいけど、行った先がまたブラックだったらと思うと、足踏みしてしまう

・恋愛したいと言う気持ちはあるけど、彼氏・彼女を作るのはめんどくさい

・何をどう暮らしたら充実感を感じられるのか、もはやわからない

・理想の自分像が欲しいが、そもそも理想とはなんだっけ?と言う感情

 

このような思惑が絡み合い、迷走状態に陥るのがアラサー世代の特徴かと思います。

 

そんな私も25歳の時と現在30歳の悩みは、解消されたものもあれば、そうでないものもあります。

劇的に変わったかと言われれば、そうではないとも思っています。

 

クオーターライフクライシスとは何か?

クオーターライフクライシス(Quarter-Life Crisis)は、20代半ばから30代前半にかけての若い成人が直面することのある心理的な不安や葛藤を指します。

この時期は、人生の選択肢が広がる一方で、自分のキャリア、恋愛、人間関係、経済状況、そして自己のアイデンティティに関する迷いやプレッシャーが強まる時期とされています。

”混乱”の時代とか”風”の時代と言われる現代では、一層こういった悩みを持たれる方は多いかと思います。

 

この時期の主な特徴

以下のような状況や感情をもつ傾向にあります。

キャリアの迷い

どの仕事を選ぶべきか、自分のキャリアが正しい方向に進んでいるか分からない。

自分のやりたいことが見つからない、または現在の仕事に満足できない。

経済的な不安

学生時代の借金(奨学金など)や低賃金に悩む。

貯金が足りない、または将来の経済的な安定が見えないことで、自身への無力感が募ることも。

人間関係の不安

恋愛や結婚に対するプレッシャー。

友人や家族との距離感の変化やすれ違いが起こる。

周囲と比較して劣等感を感じる。

自己のアイデンティティに関する葛藤

自分が本当にやりたいことや、自分らしい生き方が分からない。

社会的な期待と自己の願望との間で葛藤する。

総じて人生迷子といった感覚に襲われます。

孤独感や無力感

周囲が成功しているように見え、自分だけが取り残されている感覚。

それは仕事の安定度だったり、収入的なこと、社会的な立場、結婚しているかどうか等で他者と比較し、自分は無力に感じてしまうこともあります。

 

悩みが起こる背景

現代社会では、人生の節目や成功のタイミングが多様化しています。

そのため、かつてよりも人生における「正解」が見えにくく、選択肢が多い分だけ不安や迷いも大きくなっています。

特にSNSの普及により、他人の「成功」を簡単に目にする機会が増え、自己評価が厳しくなることも要因とされています。

対処法について

自己探求

自分の価値観や目標を見つめ直す時間を持つ。(平日でも休日でも一人時間を確保して熟考する)

ジャーナリング(日記を書く)やメンタルヘルスの専門家に相談することで突破口が開ける可能性が高まります。

 

やり方は人それぞれですが、私の場合は、一人ドライブ中に自己内省をしていることが多いです。

好きな音楽やポッドキャスト、リラックスできるYouTubeラジオを流しながらやってもいいですね。

長期的な視点を持つ

人生の選択は一度きりではなく、いつでも修正可能だと考える。

一度決めたら何がなんでも突き進むという胆力も大事ではありますが、現代は目まぐるしい変化の時代。

途中で作戦変更なんてザラにあります。

むしろ直感で何かダメだなと感じたら、早期に撤退・軌道修正することが賢い選択となるケースが多いかと思います。

他人と比較しない

自分のペースで進むことを大切にする。

”隣の芝は青い”という諺を良く聞きますが、経験・能力・バックボーン・性格・クセなど同じ人間は一人としていません。

それなのになぜ人は他者と自分を比べてしまうのでしょう?

それは、私たちが幼少の頃から骨身に刻み込まれるように刷り込まれてきた、”かくあるべき論”でしょう。

外野のペースからは意識を逸らし、常に過去の自分との対比を行うようにしましょう。

”前よりちょっと良くなっている”と言うのを繰り返していくだけでいいじゃありませんか。立派な成長です。

サポートを求める

信頼できる友人や家族、専門家に相談する。

自分だけの考え方の中で完結してしまうと、どうしてもネガティブな方向に考えてしまったり、モヤモヤして停滞感を感じたりすると思います。

そんな時は、信頼のおける友人や知人、家族と飲みに行ったり、ご飯に行ったりすることで心が軽くなったりすることが多いです。

かしこまった相談でなくとも、フランクやお食事会みたいなものでも、ニュートラルな気分で話していくうちに意外なヒントが得られることがあります。

 

ただし気をつけなければいけないのは、表面上は味方に見える人。

こういった人は会って別れた後に、なんだか心が疲れているものです。次はもういいかなと。

大抵の場合、あなたの話を聞いているようでいて、そうではありません。自分の話ばかりして利己的な面が目立つ人には気をつけましょう。

小さな目標を設定する

大きな夢を描くのではなく、達成可能な小さな目標を積み重ねる。

クオーターライフクライシスは、成長の過程で多くの人が経験する自然な現象です。焦らず、柔軟に対応することが大切です。

大きな目標ばかりに目を向けてしまうと、予想以上に困難な道のりに辟易して戦意喪失してしまいがちです。

大きな最終目標に至るまでのステップを細分化し、一個一個クリアしていくようにすると、RPGゲームを攻略していくようで楽しみながらやれると思います。

千里の道も一歩からです。

価値観は水物だと思う。ただし変わらないものもある。

歳を重ねるにつれて、今まで好きだったもの、興味があったものが嫌いになってみたり関心がなくなったりすることがあります。

例えば、

 

20代の時はあれだけ音楽や映画、交友関係にも時間を割いていたのに、最近はなんか冷めてしまった。

いやいや嫌いになったわけじゃない。けど今は違う目標や楽しいと思えることがある。

 

こんな感情、あなたも感じたことがあるかもしれません。

 

もちろん、昔と変わらず好きなものは好きと言うのもあります。

それは今まで通り大切にしながら、今の感情を大切にすべきと私は思います。

心の声を無視して、”こうあるべき像”で仮面を被っては、モヤモヤしてしまうだけ。

 

過去の私、まあ今でも少なからず続いているところもありますが、過去の好きを無理やり維持しようとしている部分はあります。

ただなるべく、今興味があることに素直に取り組むようにしています。

無意識に行動してしまう、やってしまうことは今好きなことであり新しい価値観、心の声そのものです。

その内なる声に抗わず過ごすことが、新しい発見を呼び込んだり、チャンスを掴むことにつながると思うのです。

 

今、大切だと思うこと、無意識に楽しいと思うことに注力しましょう。

それはあなたの人生のステージがランクアップした証拠でもあると思うのです。

まとめ:白黒つけないグレーな部分を許容しながら進む勇気を

クオーターライフクライシスの真っ只中では、様々な不安に襲われます。

仕事・恋愛・人間関係の全てが、白黒つけられないグレーな部分と向き合いながら生きていくことになります。

進んだと思えば、迷いと葛藤が繰り返し、堂々巡り。

 

私も20代半ばの頃は、いろいろ考えすぎていた節もありました。

自分はこうあるべきだ。こうしなければいけないと。訳のわからない呪縛があったと思います。

そして理想と現実のギャップに絶望し、自己嫌悪に陥るという。

 

30歳を迎え、一つの節目を迎えた今でも、迷いは多いですが、今までより「謎のプライド」は消して生きる心意気は増したと思います。

・変に格好つけない

・良い人でいる努力をやめる(自分を演じず気配りはするがしすぎない)

・年齢を言い訳にせず、興味があることは貪欲に吸収する

今はこういった価値観を大切にしています。

 

世の中の大抵のことは白黒つけられないことを知り、完璧主義をやめる。

不完全な自分を受け入れることで、いろいろなことを気負うことなく楽しめると思います。

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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