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【手軽に狙える!】サゴシを狙う時のコツやタックルセレクトを解説

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海のルアー釣りで手軽に狙える青物はいるだろうか?場所も道具もノウハウもわからないけど、誰か教えて欲しい!
コロナ過も過ぎ去り、一時の釣りブームは過ぎ去った感じがありますが、新たな趣味として海のルアー釣りを始めたい方も多いはず。
今回は、身近なフィールドから手軽に狙える青物(サゴシ)のルアー釣りについて”初心者”の方向けに解説していきたいと思います。
私が青物をルアーで狙うようになった原点は、小学生の時に適当なメタルジグとルアーロッドで釣った50cmくらいのサゴシからでした。
当時は6フィートの安いバスロッド/数千円のリール/30gほどのメタルジグを道糸4号に直結といった有り合わせの仕掛けでした(笑)
それ以来、成人してからはタックルを研究し、シーズンになると狙いに行ったりします。
■この記事の内容
・サゴシが狙える身近なポイント

・サゴシ狙いにおすすめのタックルとパワークラス

・ルアーの基本的な動かし方

・釣れやすい条件について

サゴシが狙える身近なポイント

サゴシはサワラの幼魚で、サイズ的には70cm以下の個体を指すことが多いです。

主にショアから数釣れるのは50cm前後が多く、全国的に見ても春秋シーズンは最も良く釣れるシーズンとなります。

そんなサゴシの釣れる身近なポイントとはどこでしょう?主に以下に示す場所で良く釣れます。

・防波堤(外海に面しているところが良いが、港湾内にも回遊してくる)

・サーフ(水深が浅い遠浅サーフでも回遊してくる)

・河口域

シーバスを狙うのと似たような場所にサゴシは回遊してきます。

いずれのポイントも、「ベイトフィッシュ」の入りと「潮通しの良さが不可欠」で、絶えずエサを追って回遊しています。

尚、水深の有無はあまり関係がないように思います。

水深2mしかないような超浅場でも、ベイトの入りと潮回りによっては回遊してきます。

防波堤(外海に面した場所)

このような潮通しの良い外海に面したポイントはマズメ時のみならず、潮が動けば1日中チャンスがあります。

■港湾内

一見、潮通しが悪く思える港湾内も、ベイトが入り込んでくれば、サゴシが居つき気味になることがあります。

どなたでも釣りやすい環境が魅力ですね。

■サーフ

遠浅なサーフもベイトが入れば、爆釣モードになることも。

■河口域

様々なベイトが寄り付く河口域はシーバスだけでなく、サゴシも回遊していることが多い。

サゴシ狙いにおすすめのタックルとパワークラス

次にタックルのパワークラスとおすすめのタックルのラインナップです。

タックルのパワーについて

サゴシ狙いの場合、タックルはあまりハードなものでなくても構いません。

基本的な考え方として、「シーバスタックルより少し強い」くらいの感覚でロッドやリール、ラインを選んでいくと良いです。

理由として、サゴシは引き味がある魚ではありますが、ブリ系青物と比べるとトルク感や持久力に劣り、根に突っ込んだりする引き方をしない為です。

おすすめタックルについて

基本的には、ショアジギング用タックルをおすすめしています。

シーバスタックルでも代用は可能ですが、背負えるルアーウエイトの問題、不意の外道(大きめのハマチ/サワラクラス)などがヒットすることもあり、パワーに余裕のあるショアジギング用ロッドが安心です。

ロッド

サゴシ狙いでのショアジギングロッドのパワークラスを選択する際、下記の要素で選んでみてください。

ロッドパワー:ミディアムライト(ML)~ミディアム(M)くらい

ロッド長:9.6ft~10ftくらい

ルアーウエイト:20~60gほどまで対応可能

適合PEライン:1~2号まで

がサゴシ狙いにはベストです。

 

シマノ コルトスナイパーBB 

 

シマノの最もベーシックなショアジギングロッドとしてリリースされているモデルです。

シマノのブランクス強化技術「ハイパワーX」が搭載されていて、遠投性、操作性、ロッドの張り等を高めたモデルになります。

釣具店での実売価格は約¥15,000~20,000程と本格的なショアジギングロッドとしては入門者に比較的手に取りやすい価格となっています。

 

シマノ コルトスナイパーXR 

 

コルトスナイパーXRはBBの上位機種に当たるショアジギングロッドです。

こちらのモデルは、「ハイパワーX」に加え、「スパイラルXコア」というロッド全体の強化機構が入っているため、遠投性、操作性、パワーすべてにおいて、強化されています。

実際に持ってみると、低いパワークラスでもロッドの張りや強さを感じます。

不意の大物にも余裕をもって対応できるので、予算がある方はこちらを選ぶといいと思います。

 

ヤマガブランクス ブルースナイパー 

 

山鹿釣具が展開するロッド専門ブランド、ヤマガブランクスが展開する青物用キャスティングロッドです。

私も愛用してますが、2024年3月に7年ぶりにリニューアルされ、すべてのパワークラスにおいて旧型よりパワーアップ、操作性向上が図られました。

ナノアロイ®のブランクに秘められた強靭な粘りのパワーが不意の大物にもしっかり対応し、ロッド全体がしっかり曲がりながらも魚を浮かすことができる懐の深いロッドです。

価格はそれなりにしますが、(実売5万円以上~)長く使え、地磯や離島などの過酷なフィールドでも遺憾なく性能を発揮しながら、港湾部など身近なポイントの釣りでも非常に扱いやすいロッドです。

リール

■サゴシ狙いのリール番手はダイワ・シマノ共に4000~5000番で考えると良いです(PE1~2号を200M巻ける物)

ダイワ BG SW

 

ダイワのリーズナブルな本格SWリールが2023年にリニューアルして登場しています。

フルメタルボディ、タフデジギア、ロングキャストABS、ねじ込み式ハンドル等、青物釣りに求められるタフさを一段と底上げしての登場です。

サゴシ狙いには、4000DーCXHか5000DーCXHがおすすめで、PE1~2号までをカバーできる番手となっています。

ダイワ ブラストLT 

 

こちらもBGと並ぶ、コスパの良い本格SWリールです。

LT(ライト&タフ)コンセプトで開発され、軽くて強いというのが最大の売りです。更に見た目もシルバー基調で高級感抜群です。

フルメタルボディ、タフデジギア、ロングキャストABS、マグシールド、ねじ込み式ハンドル等、様々な耐久性。操作性向上の機構が搭載されています。

サゴシ狙いには、LT4000DーCX/CXHかLT5000DーCXHがおすすめで、PE1~2号までをカバーできる番手となっています。

シマノ スフェロスSW

 

シマノ社が展開する最もリーズナブルなSWリールがこちらです。

IP-X8相当の防水性、Xプロテクト、X-SHIP、HAGANEボディといった、ツインパワーSWやステラSW等上位機種に匹敵する機能を備えながらも、価格を下げた良心的なリールです。

経験上、シマノのSWリールはギア、ボディ剛性が高く、長期間安心して使えます。

サゴシ狙いには、PE1~2号を使いやすい4000~5000番が適任でしょう。

シマノ ストラディックSW 

 

スフェロスSWの一つ上の旗手となるのが、このストラディックSWです。

2024年にリニューアルされ、前作より更にパワーアップし、上位機種に引けを取らない性能を引っ提げて登場しました。

極めて高剛性のHAGANEギア、IP-X8相当の鉄壁の防水性能、滑らかな巻き心地と軽さを実現するインフィニティドライブ等、

小型番手でも予想外の大物と対峙できるポテンシャルを秘めています。

サゴシ狙いには、4000番が適任です。デザインもシックでかっこいいですよ。

 

ライン(PEライン)

■サゴシ狙いのPEラインは、1~2号を200Mで考えると良いです

DUEL スーパーエックスワイヤX8

 

DUEL の新技術 「H.I.P.製法(ヒートインテグレーションプロセス)」 で原糸同士の密着度を高め、ハリやコシ、耐摩耗性の向上や色落ちの軽減を追求した高性能PEラインです。

10Mごとに色分かれ(5色)されており、飛距離やタナを図るのに最適です。

真円度も高く、トラブルもほとんど起きない且つリーズナブルなPEラインとして、私もよく愛用しています。

ダイワ UVFソルティガ デュラセンサー8BRAID+Si²

 

高度な耐摩耗性を謳うPEラインです。

新原糸TOUGH PE採用、TOUGH PExEvo Silicone²=耐摩耗性300%以上(ダイワ社製品比較)で滑りとハリ、コシを高めたモデルになります。

実売価格もリーズナブルで、トラブルも少なく使いやすい高性能ラインです。

 

ゴーセン ROOTS PEX8

 

国内自社生産で、リーズナブルながらも安心のPEラインです。

高強力ポリエチレン原糸による8本編組設計により、サイズ毎に強度、感度、耐摩耗、耐久性を実現しており、ライントラブルも極めて少ないラインとなっています。

マルチカラー(5色分け)とライトグリーンの2色展開で、幅広いルアーフィッシングに対応します。

サゴシ狙いの場合は、飛距離を掴みやすいマルチカラーがおすすめです。

ライン(ショックリーダー)

■サゴシ狙いのショックリーダーは30~40LB(8号~12号)で考えると良いです

 (歯が鋭いので、太めにしておくとOK)

VARIVAS プレミアムナイロンショックリーダー

 

バリバスが展開する多目的用ナイロンショックリーダーです。

VARIVAS独自のSP-T(スーパータフ)コーティング

VARIVAS NON(ノンストレス)コーティング

耐摩耗性・水キレの良さを高めるための、独自の仕上げが施されており、誰にでも扱いやすいナイロンラインとなっています。

 

VARIBAS  VEPショックリーダー ナイロン

 

VARIVAS Extra Protect (VEP) 超耐摩耗コーティングが施されたナイロンショックリーダーです。従来のナイロンラインの 20 倍の耐久性を有しており、根の荒いポイント、テトラ帯などで効果を発揮します。

歯の鋭いサゴシにはまさに適任なショックリーダーです。

VARIVAS ショックリーダーフロロカーボン

 

バリバスが展開する多目的フロロカーボンショックリーダーです。

VARIVAS独自のノンストレス(NON)コーティングとVARIVASスーパータフ(SP-T)コーティングを組み合わせることで、低伸度と超高感度の完璧なバランスを実現

引用元:VARIVAS リーダー ショックリーダー フルオロカーボン

張り、耐摩耗性、結束性、いずれも非常に優れており、信頼できるラインです。

ルアー

HAYABUSA  ジャックアイマキマキ

 

名前にもある通り、タダ巻くだけで様々な魚種が釣れるブレード付きメタルジグです。

後方重心設定で飛距離が伸び、抜群のアピール力でサゴシにも良く効きます。

20g~60gの重さのラインナップで、多彩なカラーの中から選べます。

サゴシ狙いの場合、「サゴシスペシャル」というアシストフックがワイヤー式の強度の高い仕様がおすすめです。

 

メジャークラフト ジグパラシリーズ

 

多彩なボディ形状をラインナップする名作シリーズのジグパラですが、おすすめはジグパラショートです。

センターバランス型の使いやすいジグで、タダ巻きしてもヒラヒラと自然なアクションで違和感なく魚が口を使う印象です。

巻き重り感も少なく、疲労度の少ないジグです。

標準フックも国産のしっかりしたものがついており、更にリーズナブルなので、お求めやすいところも魅力です。

ジャクソン ピンテール サゴシチューン

 

サゴシの捕食特性に特化した、アクションをするシンキングミノーです。

タダ巻きでプルプルと泳ぐリアルな動きで、サゴシのみならず、シーバス、ブリ、ヒラメなど様々な魚種に効果が高いです。

メタルジグで中々食わない、楽に攻めていきたいという時、隠し玉として持っておくことをおすすめします。

ジャッカル ビックバッカー107/107HW

 

こちらはメタルバイブレーションです。ロングシルエットで飛距離に優れ、タダ巻きで大きな効果を発揮します。

スリムなフォルムはリアルなベイトを表現し、キビナゴやカタクリイワシをイメージしています。

3つのラインアイを設け、それぞれでアクションを可変させる効果を持ちます。

こちらもサゴシのみならず、様々な魚種に効果を発揮します。

ルアーの基本的な動かし方

基本的には巻きの釣り

サゴシのルアーの動かし方について、基本は「巻きの釣り」となります。

つまり、タダ巻きです。

理由は、サゴシは浮袋がないため、急激な浮上や潜水などの動きが苦手です。

ブリ族を狙う時のような、上下動の激しいリフト&フォールには追従してこず、ルアーを見失う傾向にあるようです。

もちろんジャーキングをしても、食ってくるときもありますが、食い込みが悪くなる確率が高くなります。

更に、ジャーキングによる糸ふけが出たタイミングでヒットすると、サゴシの鋭い歯に触れてラインが切れるリスクも上がります。

釣れやすい条件について

・ルアーの射程圏内にベイトが回遊している

・ベタ凪ではなく、適度に波っ気およびウネリがある

・捕食活動が活性化する朝マズメ

私が今まで、良い思いをした時の状況を振り返ってみると、おおよそ上記のような海況の時に釣果が良い傾向にあります。

もちろん例外もありますし、地域によっても違うでしょう。

ただし私のホームグラウンドである、日本海側はこのような傾向があると考えています。

干満差の少ない海、大潮でもさほど潮の動きは速くない、となればベイトの有無と活性のスイッチを入れる波という要素を重要視しています。

あくまでも傾向であり、刻一刻と変化する海はいつ回遊してくるかわかりません。

実釣を重ねながら、自分なりの攻略法を確立してみてくださいね。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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