
・自作アシストフックに必要なもの
・全体の作業工程(シングルフック編) ・全体の作業工程(ダブルフック編) ・フック類のおすすめ商品について |
自作アシストフックに必要なもの
まず自作でアシストフックを作るにあたって、必要なものをリストアップしていきます。
・アシスト用フック(サイズ目安 DECOY製の場合 ジグ40~50g:1/0 ジグ60~80g:1/0~2/0)
・アシストリーダー(強度目安 ジグ40~50g:80lb程度 ジグ60~80g:100~120lb程度) ・セキ糸(使い古しのPEラインでも可) ・無溶接リング(内径3.5~5mmほどのもの) ・スプリットリング(#4~#7までの番手で、強度は80lbを超える物~を選ぶ方が安心です) ・熱収縮チューブ(フックの直径+結束部で増えた分の厚みに適応するもの 内径3~4mmが最も多い) ・瞬間接着剤(100均で売っているもので可) ・ライター(100均で売っているもので可) ・スプリットリング用プライヤー ・ハサミ ・カッティングシート |
これだけあれば、自作が可能です。
特に加工道具に関しては、ダイソーやセリアなどでリーズナブルに揃えることで、よりコストを削減できます。
では次章で具体的な制作工程を解説していきます。
全体の作業工程(シングルフック編)
まずはシングルフックから。
アシストフックの基本形となるもので、加工手順も一番シンプルです。
まずはここから覚えていきましょう。
①フックにセキ糸(今回は使い古しのPEライン)を巻き付ける→チモトから約15mmほど
このように最初は、ユニノットかクリンチノットで結び目を作ります。
巻き始めの位置、高さの目安はチモト部分からカエシの少し上くらいです。
セキ糸が巻き終わりました(今回は使い古しのPEライン)
②セキ糸を巻き付けたら、接着剤を塗布し完全硬化させる
巻き付けた部分に余すことなくしみ込ませてください。塗り終わったら完全に乾燥させます。
③ソリッドリングにアシストリーダーを結束(ダブルニットノット)し、作りたい長さにカットする(ダブルニットノット)
ソリッドリングとスプリットリングの組み合わせはこのような感じです。
ダブルニットノットの要領で、まずは画像のようにアシストリーダーを1周巻き付けます。
ちなみに私の場合、接続パーツは強度を重視しているため【ソリッドリング‐スプリットリング‐ソリッドリング】というパターンです。
スナップでやる方は、【スプリットリング‐ソリッドリング】という組み合わせとなります。
このようにして
最後、しっかり締め込みます。
④アシストリーダーを作りたい長さに調整する
実際にジグをあてがってみて、ジグの全長の1/3~1/2くらいに調整し、カットすると良いでしょう。
⑤アシストリーダーに熱収縮チューブを通し、フックとアシストリーダーを抱き合わせセキ糸を巻きつける
熱収縮チューブをセキ糸部分に合わせ、カットします。
カット後、アシストリーダーに通しておきましょう。
アシストリーダーとフックを接合しますが、ここで注意点。
アシストリーダーの結び側のソリッドリングとフックのチモト部分が画像の角度になるように気を付けてください。
間違うと、ジグのボディにフックが沿わなくなり、トラブルのもとになります。
抜けを防止するため、強めに巻き付けてください。(指が痛いですが)
⑥セキ糸を巻きつけた部分に再度、接着剤を塗布し完全硬化させる
⑦接着剤が硬化したら、熱収縮チューブを結束部へ下ろし、ライターで溶着させる
熱収縮チューブの部分をライターで炙り、結び部分の保護をします。
最後に、アシストリーダーとソリッドリングの結び部分に接着剤をしみ込ませ、硬化させておきましょう。
⑧ジグにセットしてみて、長さ・フックの向きに問題がないか確認できれば完成
装着してみて、フックの向きがおかしくないか、長さは問題ないかを確認してください。
以上で完成です。
全体の作業工程(ダブルフック編)
次はダブルフック編です。
ダブルフックの場合、針先の向きに注意する必要がありますが、基本的にはシングルフックと変わりません。
①フックにセキ糸(今回は使い古しのPEライン)を巻き付ける→チモトから約15mmほど
このように最初は、ユニノットかクリンチノットで結び目を作ります。
巻き始めの位置、高さの目安はチモト部分からカエシの少し上くらいです。
セキ糸が巻き終わりました(今回は使い古しのPEライン)
②セキ糸を巻き付けたら、接着剤を塗布し完全硬化させる
巻き付けた部分に余すことなくしみ込ませてください。塗り終わったら完全に乾燥させます。
ダブルフックのため、2つ作っておきましょう。
③ソリッドリングにアシストリーダーを結束し、作りたい長さにカットする
まずは、ソリッドリングにアシストリーダーを結びます。
ボディの約1/3ほどの長さで調整し、カットします。
末端は揃えてカットします。 ※段差フックを作る場合は左右で違う長さにします。
ソリッドリングとアシストリーダーの結束部は、接着剤を少ししみ込ませておきます。
④アシストリーダーに熱収縮チューブを通し、フックとリーダー組み糸を抱き合わせセキ糸を巻きつける
まずは、熱収縮チューブをカットしておきます。
ダブルフックの場合、針先がお互いに向き合うセッティングにしておくと、根がかり率が低減します。
向きに気を付けてきつく巻きつけて下さい。
⑤セキ糸を巻きつけた部分に再度、接着剤を塗布し完全硬化させる
しっかり接着しておきましょう。
⑥接着剤が硬化したら、熱収縮チューブを結束部へ下ろし、ライターで溶着させる
熱収縮チューブを溶着します。
ひとまず形にはなりました。
⑦ジグにセットしてみて、長さ、フックの向きに問題がないか確認できれば完成
フックの向き、長さを確認し完成です。