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【ショアジギング用】手軽に作れる!自作アシストフックの作り方

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メタルジグに付けるアシストフックだけど、既製品を多数揃えるとなると金額も張るし、好みのサイズやリーダーの長さを選びにくい。自分で手軽にコスパ良く作るにはどうしたら良い?
ショアジギングをやっていて、必ずと言っていいほど必要不可欠なのが「アシストフック」と呼ばれるもの。
今や、魚種やサイズ、フィールド、攻め方のスタイルによって様々なタイプが既製品としてラインナップされています。
メタルジグのサイズに合ったものを既製品で選べば、まず間違いはありませんが、数を揃えるとなると少々割高に感じるのも事実。
そこで今回は、自宅で手軽にできるアシストフック自作法をご紹介していきたいと思いますので、【是非自分で自作してみたい】という方は、ご覧になってみてください。
■この記事の内容■
・自作アシストフックに必要なもの

・全体の作業工程(シングルフック編)

・全体の作業工程(ダブルフック編)

・フック類のおすすめ商品について

自作アシストフックに必要なもの

まず自作でアシストフックを作るにあたって、必要なものをリストアップしていきます。

・アシスト用フック(サイズ目安 DECOY製の場合 ジグ40~50g:1/0  ジグ60~80g:1/0~2/0)

・アシストリーダー(強度目安 ジグ40~50g:80lb程度 ジグ60~80g:100~120lb程度)

・セキ糸(使い古しのPEラインでも可)

・無溶接リング(内径3.5~5mmほどのもの)

・スプリットリング(#4~#7までの番手で、強度は80lbを超える物~を選ぶ方が安心です)

・熱収縮チューブ(フックの直径+結束部で増えた分の厚みに適応するもの 内径3~4mmが最も多い)

・瞬間接着剤(100均で売っているもので可)

・ライター(100均で売っているもので可)

・スプリットリング用プライヤー

・ハサミ

・カッティングシート

これだけあれば、自作が可能です。

特に加工道具に関しては、ダイソーやセリアなどでリーズナブルに揃えることで、よりコストを削減できます。

では次章で具体的な制作工程を解説していきます。

全体の作業工程(シングルフック編)

まずはシングルフックから。

アシストフックの基本形となるもので、加工手順も一番シンプルです。

まずはここから覚えていきましょう。

 

①フックにセキ糸(今回は使い古しのPEライン)を巻き付ける→チモトから約15mmほど

このように最初は、ユニノットかクリンチノットで結び目を作ります。

巻き始めの位置、高さの目安はチモト部分からカエシの少し上くらいです。

セキ糸が巻き終わりました(今回は使い古しのPEライン)

 

②セキ糸を巻き付けたら、接着剤を塗布し完全硬化させる

巻き付けた部分に余すことなくしみ込ませてください。塗り終わったら完全に乾燥させます。

 

③ソリッドリングにアシストリーダーを結束(ダブルニットノット)し、作りたい長さにカットする(ダブルニットノット)

ソリッドリングとスプリットリングの組み合わせはこのような感じです。

ダブルニットノットの要領で、まずは画像のようにアシストリーダーを1周巻き付けます。

ちなみに私の場合、接続パーツは強度を重視しているため【ソリッドリング‐スプリットリング‐ソリッドリング】というパターンです。

スナップでやる方は、【スプリットリング‐ソリッドリング】という組み合わせとなります。

このようにして

最後、しっかり締め込みます。

④アシストリーダーを作りたい長さに調整する

実際にジグをあてがってみて、ジグの全長の1/3~1/2くらいに調整し、カットすると良いでしょう。

 

⑤アシストリーダーに熱収縮チューブを通し、フックとアシストリーダーを抱き合わせセキ糸を巻きつける

熱収縮チューブをセキ糸部分に合わせ、カットします。

カット後、アシストリーダーに通しておきましょう。

アシストリーダーとフックを接合しますが、ここで注意点。

アシストリーダーの結び側のソリッドリングとフックのチモト部分が画像の角度になるように気を付けてください。

間違うと、ジグのボディにフックが沿わなくなり、トラブルのもとになります。

抜けを防止するため、強めに巻き付けてください。(指が痛いですが)

 

⑥セキ糸を巻きつけた部分に再度、接着剤を塗布し完全硬化させる

⑦接着剤が硬化したら、熱収縮チューブを結束部へ下ろし、ライターで溶着させる

熱収縮チューブの部分をライターで炙り、結び部分の保護をします。

最後に、アシストリーダーとソリッドリングの結び部分に接着剤をしみ込ませ、硬化させておきましょう。

⑧ジグにセットしてみて、長さ・フックの向きに問題がないか確認できれば完成

装着してみて、フックの向きがおかしくないか、長さは問題ないかを確認してください。

以上で完成です。

 

全体の作業工程(ダブルフック編)

次はダブルフック編です。

ダブルフックの場合、針先の向きに注意する必要がありますが、基本的にはシングルフックと変わりません。

 

①フックにセキ糸(今回は使い古しのPEライン)を巻き付ける→チモトから約15mmほど

このように最初は、ユニノットかクリンチノットで結び目を作ります。

巻き始めの位置、高さの目安はチモト部分からカエシの少し上くらいです。

セキ糸が巻き終わりました(今回は使い古しのPEライン)

②セキ糸を巻き付けたら、接着剤を塗布し完全硬化させる

巻き付けた部分に余すことなくしみ込ませてください。塗り終わったら完全に乾燥させます。

ダブルフックのため、2つ作っておきましょう。

 

③ソリッドリングにアシストリーダーを結束し、作りたい長さにカットする

まずは、ソリッドリングにアシストリーダーを結びます。

ボディの約1/3ほどの長さで調整し、カットします。

末端は揃えてカットします。 ※段差フックを作る場合は左右で違う長さにします。

ソリッドリングとアシストリーダーの結束部は、接着剤を少ししみ込ませておきます。

 

④アシストリーダーに熱収縮チューブを通し、フックとリーダー組み糸を抱き合わせセキ糸を巻きつける

まずは、熱収縮チューブをカットしておきます。

ダブルフックの場合、針先がお互いに向き合うセッティングにしておくと、根がかり率が低減します。

向きに気を付けてきつく巻きつけて下さい。

 

⑤セキ糸を巻きつけた部分に再度、接着剤を塗布し完全硬化させる

しっかり接着しておきましょう。

 

⑥接着剤が硬化したら、熱収縮チューブを結束部へ下ろし、ライターで溶着させる

熱収縮チューブを溶着します。

ひとまず形にはなりました。

 

⑦ジグにセットしてみて、長さ、フックの向きに問題がないか確認できれば完成

フックの向き、長さを確認し完成です。

 

自作アシスト材料のおすすめ商品のご紹介

では最後に、自作アシストを作るにあたって、材料のおすすめ品をご紹介しておきます。
各社色々な商品が出てますが、あくまでも参考として、自身が使ってみて良かったものを挙げておきます。
フック
DECOY パイクAS-03
イセアマ針に似た、ワイドゲイブの高強度なアシスト用フックです。
ファインロングテーパーで微妙に内側に向いた針先が素早いフッキングを可能にし、錆に強いアクアブロックで長く使えるフックに仕上がっています。
細軸ながら、伸びにくいフックであり、強引なファイトを要求されるショアジギングにおいて絶大な効果を発揮します。
私自身も今一番、信頼を置いているフックです。
ソリッドリング
OWNER ばり Pー14ソリッドリング
SUS鋼板を打ち抜いた、接合部や溶接部を持たない、極めて破断強度が高いソリッドリングです。
その破断強度は、メーカーサイドも測定不能と謳っているほど。
表面は研磨処理でツルツルになっており、結束部のラインを痛めることがありません。
細めの仕上げで、ジグの動きを阻害することがなく、間違いないソリッドリングとなります。
スプリットリング
OWNER ばり P-12スプリットリング ハイパーワイヤー
特殊SUS鋼材でできた、極めて強度の高いスプリットリングです。
大型のヒラマサ・カンパチ・ブリ・マグロ等、並のスプリットリングを破壊してくるような魚のパワーに耐えうる強度を持っています。
平打ち加工に加えて、パチン!と閉じる高い接続性を誇り、フックトラブルを防ぎます。
アシストリーダー
VARIVAS オーシャンワークス スーパーマックスパワー アシストリーダーSMP
一般的なPEラインの2倍の強度を有すると言われる耐摩耗性と耐久性を誇るバリバス独自の、スーパーマックスパワーPEを採用。
原糸には特殊コーティングが施されており、紫外線・吸水に対する高い耐性を持っています。
適度に硬めかつしなやかな芯入り構造で、ジグをシャクった際のトラブルも起きにくいです。
深グレーの色味で、渋かっこいいアシストリーダーでもあります。

お時間あれば是非作ってみましょう!

以上が、アシストフックの自作工程です。
少々ややこしい部分もありますが、自分の好きなサイズや長さ、仕様を作れますし、何より
「自分だけのオリジナルフックで釣れると尚嬉しい!」
というのが、アシストフック自作の魅力です。
少しでもやってみたいという方、是非最初の1本にチャレンジしてみてくださいね!
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