・ダイワ DS-2150CDの主な特徴
・ショアジギングでの使い心地と耐久性 ・どのようなアングラーへおすすめなのか? |
ダイワ DS-2150CDの主な特徴
■耐久力・耐摩耗・耐摩擦性能に優れたコーデュラ素材を使用
■簡易防水仕様で、内部に水が溜まりにくい構造 ■つま先とかかと部は外部からの衝撃を防ぐカップソール仕様 ■地磯への山歩きや、釣り場での機動性を優先したミドルカット仕様と軽量化をバランスさせている |
本格的なスパイクシューズで実売¥12,000~¥14,000台でありながらも、履きやすさ・動きやすさ・耐久性を重視した造りというのが、使ってみて感じられたところです。
特にアッパー部の強度は、コーデュラ仕様※である為、シューズ本体に大きなねじりの力や摩耗が加わるロックショアシーンでの安心感は特筆すべき点であるといえます。
また後述しますが、履き心地や軽さなども違和感なく履けるので、釣りがとてもしやすいスパイクシューズですし、スタイリッシュなデザインのため、カッコよく履きこなすことができます。
コーデュラ素材※とは?
・ナイロン素材の約7倍の強度を持つ特殊な繊維で、米国インビスタ社が製造販売しているナイロンをベースとした素材のこと |
ショアジギングでの使い心地と耐久性
約半年間、ショアジギングで使用してきた感触を以下でまとめます。
主なフィールドは、テトラ帯を含む堤防、山歩きを伴う地磯です。
履き心地
履いた時の感触は、NIKE AIR FORCE1を履いた時のような、絶妙なフィット感が特徴です。
柔らかくも腰があり、スパイクシューズの難点である足の疲労を少しばかり抑えてくれるポイントになっているかと思います。
このへんは、地磯などで山歩きを伴うシーンを想定しているのと、長時間の釣りを快適に行うための配慮といえると思います。
履き重り感
シューズ自体、軽量に作られているため、履き重り感は皆無です。
スパイクピンがあるので、感覚が分かりずらいですが、割とスニーカー感覚で履けるというのが正直なところ。
特に地磯へ釣行するときなど、山歩きをする場面において、重さが気になるということはありません。
スパイクピンの耐久性
スパイクシューズの要であるスパイクピンですが、このシューズの場合、正直なところ
「極端ではないが減りは早い」傾向です。
私の下記の使用条件で約半年、使用してみたところ、ほとんどのスパイクピンが残り2mm程度となりました。
使用条件
釣行頻度:月4回程度
1回あたりの釣行時間:5~6時間 フィールド:堤防・テトラ帯、地磯 |
キャスト時の安定感
ショアジギングでは、キャスト時の踏ん張りが安全面、飛距離、正確性を左右しますが、このシューズは足元の安定感も抜群です。
ソールの接地面に対して、有効的に配置されたスパイクが安定感をもたらしています。
シューズ全体の軽量な感じも相まって、不安を覚えることはないと思います。
防水性能
完全防水ではありませんが、表面に防水処理が施されていて、水しぶき程度であれば弾きます。
浸水すると中は濡れてしまいますが、防水ソックスとの併用で、快適に釣りをすることが可能です。
ただ内部に侵入した水を排出する「水抜き穴」らしきものは見当たりませんでした。
本体の堅牢度
コーデュラ素材の恩恵が大きいと思いますが、本体のかっちり感はしっかりしていて、ハードな磯歩きでも型崩れする感じはあまりありません。
軽量さも相まって、身のこなしはしやすいです。
地磯やテトラ帯での釣りは、足首に負担がかかりやすいフィールドでもあるので、このしっかり感は強い味方になってくれるでしょう。
どのようなアングラーへおすすめなのか?
・初めて本格的なスパイクシューズを選ぶ場合
・比較的安価かつ軽量でスタイリッシュに履けるスパイクシューズが欲しい場合 ・テトラ帯や山歩きを伴う地磯釣行を行う場合 |
基本的に、初心者~中級者向けのスパイクシューズであると感じました。
スパイクピンの耐久性を除けば、上級者向けとなりうると思いますが、ピンの減りが比較的に早いのが前述の理由です。
ただし、シューズの機能としては大変優秀で実釣で安全性能に不安を覚えることはありませんし、手に取りやすい本格的なスパイクシューズであることには変わりありません。
これらの特徴を踏まえて他社製品と比較し選択肢の一つにして欲しいと思います。
私個人としては、お気に入りのスパイクシューズです。