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【レビュー】21ツインパワーSWを約2年使ってみた感想

あなた
ショアジギング・プラッギングで21ツインパワーSWを買おうか迷っているけど、実際のところ耐久性や長く使った後の使い心地はどうなの?
代々、質実剛健と言われ続け、ショアジギング・プラッギングの世界において不動の地位を確立している、
【シマノ ツインパワーSW】ですが、現行モデルである21ツインパワーSWの耐久性はどうなの?と思われている方もいると思います。
2021年初頭にリリースされてから、約2年経った2023年現在。
私がリリースと同時に入手し、約2年間ショアジギングで使い倒した後のレビューを今回は書き留めようと思います。
これから、購入を検討されている方、、、、結論から言うと「間違いなく買い!」な1機です。
では、その理由を以下で解説いきます。
■この記事の内容
・21ツインパワーSWを約2年使ってみての各部状態

・使っていく中で、気になったところ

21ツインパワーSWを約2年使ってみての各部感触

まずは、約2年使ってみての各部の感触について解説していきます。

ちなみに私の釣行頻度他、平均的な使用条件をまとめてみますと

年間釣行回数:約60回/年

釣り方:ジグメイン(60~80g)PE3号タックル

フィールド:テトラ帯・地磯メイン

対象魚:ブリ族、サワラ等

こんな感じです。

巻き心地(ギアの状態)

進化したHAGANEギアの恩恵か、新品時とまるで変わらない巻き心地を維持しています。

SWリールなので、汎用機のようなシルキーさは新品時から無いのですが、ゴリ感は全くなく、軽い巻き心地を実現しています。

1釣行につき、平均4~6時間は投げ続け、シャクリ動作を繰り返しますが、毎回ギアの強靭さを改めて感じますね。

ハンドルノブのベアリングの状態

ツインパワーSWには、ハンドルノブの部分に2個のベアリングが内蔵されています。

約2年使ってみての感触は、スムーズな回転は維持しているものの、少し異音がしてきたかなという印象です。

ノブを回してみると、「シャー」というベアリンググリスが切れた時のような音が確認できました。

個体差かもしれませんが、少し気になった部分です。

ドラグ動作

進化したXタフドラグの恩恵により、ドラグ動作は全く問題ありません。

細かい調整は相変わらず健在ですし、ドラグワッシャーの変形や焼き付きなどもありません。

6000HGにはヒートシンクドラグ(急激かつ長時間ドラグが出続けた時に、スプールの温度上昇を抑制する機構)の搭載はありませんが、一度20~30KGクラスのサメをヒットさせ、割とハイドラグで5分間ほど出され続けた時も、極めてスムーズで安定したドラグ動作だったと記憶しています。

リールも進化しているとはいえ、安価な機種だと劣化が露呈してくる部分だと思いますので、21ツインパワーSWのドラグ機構は極めて高耐久であると断言できます。

ラインローラーの回転

スピニングリールの中で最も負担のかかるところですが、こちらも現状動きに不具合は発生していません。

21ツインパワーSWから、ラインローラーにもXプロテクト構造が採用され、15ツインパワーSW比で約10倍の耐久性を誇るとメーカーは公言しています。

その恩恵かベアリングの回転抵抗はあり、ゴリ感などはありません。

ここがダメになると、PEラインへの攻撃性も増すため、過酷な使用条件で長期間耐える強靭さは大変重宝しています。

ベール動作

シマノ機独特のベールのかっちり感は、約2年経った後でも健在です。(特にベールをオープンにする時)

リターン時おいても、とりわけ不具合はありませんが、しいて言うなら少しリターンが弱くなってきたかなというのが正直なところ。

この辺はベールアームの固定ネジの調整で直るかもしれませんが、素早い動作を繰り出すショアジギングにおいては、ちょっと致命的です。

ベールアームが細く軽量な、6000HGだからという理由もあるかもしれませんが。

使っていく中で、気になったところ

では、使ってみて構造的に気になったところを挙げますと

・ドラグノブのつまみにくさ

・スプールリングの耐久性

個人的にはこの2つですかね。

順に解説していきます。

ドラグノブのつまみにくさ

これは、実機を手に入れた時から感じていましたが、ドラグノブのつまみにくさは前作からあまり改善されていないように思いました。

どうにも使えないというわけではないですが、6000番までのドラグノブはつまみが浅く、咄嗟の調整はやりにくい印象です。

ただ8000番からは、ドラグノブのつまみが高めになっていますので、大型番手であれば、気にならないかと思います。

スプールリングの耐久性

スプールリングの耐久性についても、少し改善されたらなと思う部分はあります。

結論としては、19ステラSWに施されている、「バリアコートスプールリング」を21ツインパワーにも施されていればということです。

もちろん、通常使用で特に弱いというわけではなく、十分強いと思います。

バリアコートスプールリングとは、スプールリングに特殊なコーティングを施すことで、ロックショアや過酷なフィールドでの傷を防止する仕様のことです。

ツインパワーSWのショアでの主戦場は、ロックショアやテトラ帯などの過酷なステージです。

道具にダメージが付きやすい状況が多いからこそ、付帯して欲しい機能ではあります。

 

まとめ

以上、21ツインパワーSWを約2年間使用した状態を簡単にレビューしました。

総評として、ショアジギング・プラッギング向けのSWリールとして、この上ない耐久性と使用感を兼ね備えています。

もちろん、突き詰めるとステラSWという選択となるのでしょうが、ショアから狙える回遊魚のほとんどはツインパワーSWがあれば、キャッチできます。

ステラSWしか実現できない所有感や、高級感を求めないのであれば、21ツインパワーSWは最有力候補です。

これから本格的に挑戦していく方、是非使ってみてください!

 

 

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