・スパイクシューズのタイプ
・ロックショアでの使い分け ・おすすめのスパイクシューズ |
スパイクシューズのタイプは大きく分けて2種類
ひとくちにスパイクシューズと言っても、ソールのタイプによって種類が分かれます。
それぞれのソールは得意とするシチュエーションが異なってきますので、安全性の確保のため、各ソールの特徴を押さえておきましょう。
ラジアルスパイク
ラジアルスパイクとは、通常のラバーソールにスパイクピンが埋め込まれたタイプのことを指します。
最も一般的なスパイクシューズであり、各メーカーから幅広いラインナップがあります。
ゴツゴツした岩肌の磯や、面が荒い防波堤、落ち葉や泥の路面などに効果を発揮し、ソールも硬い傾向があるので剛性があります。
ただその反面、長距離歩行が辛いことと、足に疲労がたまりやすいので注意が必要です。
フェルトスパイク
引用元:DAIWA : ベリピタロックキット – Web site
フェルトスパイクとは、フェルト地のソールに、スパイクピンが埋め込まれたタイプのスパイクシューズです。
濡れた平滑な面で滑りにくいことと、スパイクピンのグリップ力でロックショアシーンでは絶大な人気を誇るスパイクシューズです。
またフェルトソールの部分は交換できるタイプのものが多く、長く使える物が多いのも特徴です。
(あまり安価だと交換できないモデルもあるので、多少高くても交換できるタイプの方がおすすめです)
ラジアルスパイクに比べてソールは柔らかいので、足の疲労は少ない傾向にあります。
ロックショアでの使い分け(状況別)
では各スパイクシューズは、どのような状況に適しているのか?ということで、タイプ別にまとめてみたいと思います。
安全装備とはいえ、使いどころを間違えるとかえって危険なアイテムでもありますので、それぞれの長所短所はしっかり押さえておきましょう。
ラジアルスパイクの向き不向き
向いている場面
・凹凸のある磯場・防波堤・砂のサーフ
・泥や落ち葉のある路面(地磯釣行の道中などに最適) ・ヌメリのある磯場・防波堤の部分(但し凹凸があることが前提) |
不向きな場面
・凹凸のない平滑な磯場・防波堤・テトラ
・凹凸のない濡れた海苔が付着した岩場・防波堤 |
フェルトスパイクの向き不向き
向いている場面
・平滑な磯場・防波堤・テトラ
・凹凸のある磯場・防波堤・テトラ ・濡れた海苔が付着した岩場・防波堤 |
不向きな場面
・泥や落ち葉が積もった路面(すぐに滑って非常に危険です!特に地磯で山歩きを要するところでは履かないように) |
ロックショアにおすすめのスパイクシューズ
MAZUMEから展開されている、”最強磯靴として名高いのがこのモデル。
ソールには、通常のステンレスピン対比で2倍の耐摩耗性を持つタングステン製のピンが30個埋め込まれていて、とにかく摩耗しないのが特長です。
地磯での長時間の釣り、過酷な磯でのショアジギング、ヒラスズキゲームなど、スパイクシューズを酷使するロックショアゲームにおいて長期間使用できる名作となっています。
また靴全体の剛性を確保するため、極力縫製部分は少なくされており、熱溶着による仕上げで捻じれ、引張りに対しても強くできています。
こちらは、MAZUMEスパイクシューズのフェルトスパイクソールのタイプです。
同じく、タングステンピンで構成され、極めて高い耐摩耗性を誇っています。
ラジアルスパイクと同じように、表面は縫製個所を極力削った仕様で、高耐久性を誇っています。
またフェルトスパイクの方が、ラジアルスパイクに比べて、少し安く手に入ります
。地磯、沖磯の釣行が多い方はこれを選んでおけばまず間違いなしです。
ただ、地磯へのアクセスで落ち葉や泥のある場所を歩く場合は滑って危険なので、注意しておきましょう。
こちらはリバレイから展開されている、タングステンピン搭載のスパイクシューズです。
MAZUMEのスパイクシューズと同じ、タングステンピンによる耐久性の高さが最大のポイントです。
各部のパーツは、錆の心配がない樹脂製でできており、ドレインソールで靴の内部に侵入した水を排出する構造となっています。
波を被る場面や、磯でのランガンスタイルなど、ロックショアでの釣りに適しています。
またデザインもシンプル+シックなのでスタイリッシュに履きこなしたいアングラーにもおすすめです。
こちらは、上記のスパイクシューズのフェルトスパイク仕様です。
ラジアルスパイク同様、タングステンピンによる耐久性の高さがウリなので、地磯、沖磯での釣行におすすめです。
ダイワから展開されている、シックなデザインでスタイリッシュに履きこなせるスパイクシューズです。
アッパー部は引き裂き、摩擦、摩耗に強いコーデュラ素材を採用し、簡易防水加工が施されているため、少々の波しぶき程度であれば、内部に水が浸入せずサラッとした履き心地が特徴です。
また履いた時の軽快感は心地よく、磯場でも歩きやすい軽さを実現しています。
価格帯もリーズナブルなため、手に取りやすい1足となっています。
こちらは前述の、DS-2150CDのフェルトスパイクタイプのものです。
アッパー部のコーデュラ素材はそのままに、地磯、沖磯などのツルツルした磯肌、海苔のついた磯肌にも対応してくるので、汎用性が高いです。
またソール部は交換できるので、長く使うことが可能です。
まとめ
以上、ロックショアでのスパイクシューズの使い分けとおすすめ商品でした。
ただでさえ不安定な磯場において、普通のスニーカーや運動靴で行くのは、ある意味”自殺行為”です。
スパイクシューズには、滑って転んだりすることを防ぐ以外にも、足を怪我や外的衝撃から守る非常に大事な役割があります。
これらが用意できないようであれば、磯釣りはやめておいた方がいいので、是非とも万全に用意して臨みたいところです。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。