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【ショア青物】ルアーとの接続方法についての考察

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ショアジギングで青物を狙う時の、ルアーとの接続方法だけど、どうするのが正解なのだろう?スナップ、ソリッドリング、スイベルなど色々あるけど、状況に応じた使い分けを教えてほしい。
ショアジギングに限らず、大物狙いのルアー接続には、釣り人それぞれのこだわりというか工夫があります。
今回は、ショアからの青物狙いにおけるルアー接続のベストな選択について、私の経験を通して考察していきます。
これから、ショアジギングを本格的にやっていきたい方は、是非参考にしてみてください。
この記事の内容■
・青物狙いは接続方法がキャッチ率を左右する

・クラス別の接続方法

・おすすめのジョイントパーツの紹介

青物狙いではルアーとの接続はキャッチ率を左右する

青物狙いで気を付けたいことは、数多ありますが、ルアーとの接続は重要なポイントです。

引く力自体も強く、持久力にも優れる青物をやるうえで強度の問題は避けては通れません。

 

ショアジギングでスナップはあり得ない。

接続はソリッドリングで強固に。

 

基本的にはこれで正解ですが、釣りの方法によっては、そうでなくてもいい場合もあります。

状況に合わせた接続方法を選んでいくことをおすすめします。

ルアー接続の方法とクラス別の接続法

ショアジギングにおけるルアーとの接続は主に3パターンあります。

・スナップによる接続

・ソリッドリングによる接続

・スイベルによる接続

これらです。

スナップによる接続の特徴

メリット

・ルアー交換が容易で手返しが良い

・仕組みが単純

・ルアーアクションが良くなる

 

デメリット

・対大型魚では強度が心配

・構造ゆえに、固定が外れてしまう恐れがある

 

ソリッドリング+スプリットリングによる接続の特徴

メリット

・継ぎ目のないリングを使うため、破断の心配がない

・対大型魚と安心してファイトができる

・ラインが切れない限り、ルアーとの接続が外れない

 

デメリット

・ソリッドリングとリーダーの結び目が、スプリットリングの切れ目に接触することでラインが傷つくことがある

・ルアー交換にはプライヤーを要するので手返しは悪い

 

スイベル+スプリットリングによる接続の特徴

メリット

・強度とライン切れの予防の双方を得ることができる

・糸ヨレをスイベルのベアリングが回転することで防止できる

 

デメリット

・スイベルの単価が少し高い

・ルアー交換にはプライヤーを要するので手返し面では不利

上記のとおりです。

 

では、ショアジギングのクラス別に、ルアーとの接続方法を考えていきたいと思います。

青物狙いとはいえ、すべてのクラスでガチガチに固める必要はありません。

小さいルアーから大きいルアーまで、アクションに与える影響と必要強度について考慮しながら仕掛けを組んでいきましょう。

スーパーライトショアジギング

スーパーライトショアジギングのカテゴリーは

ロッド:シーバスロッドML~Mクラス ショアジギングロッドMLクラス

リール:ダイワ2000番クラス シマノC3000番クラス

ライン号数:PE0.6~1号

ルアーwt:~20g

対象魚クラス:1kg未満(ツバス、アカビラ、アジ、シーバス(セイゴ)、カマス、マゴチ、ヒラメ(ソゲ)、ロックフィッシュ、クロダイ)

上記のとおりです。

こちらのカテゴリーでは、狙う魚も最大で40cmくらいまでなので、ルアーとの接続方法はスナップで大丈夫です。

使うルアーのサイズも小さいので、動き優先でスナップで手返しよく釣りを展開していきましょう。

ライトショアジギング

ライトショアジギングのカテゴリーは

ロッド:シーバスロッドM~MHクラス ショアジギングロッドML~Mクラス

リール:ダイワ3000~4000番クラス シマノ4000~5000番クラス

ライン号数:PE1~2号

ルアーwt:~50g前後

対象魚クラス:1~2kg(ハマチ、アカビラ、ヒラマサ(ヒラゴ)、サゴシシーバス、マゴチ、ヒラメ、マダイ、)

上記のとおりです。

スーパーライトクラスより少し強めなタックルで、50cm前後の対象魚がメインとなります。

こちらのクラスも、スナップによる接続でなんとか対応できるでしょう。

ただ、不意の大物がかかる可能性もあるため、強度の高いスナップを使用することをおすすめします。

ショアジギング

ヘビー級のショアジギングのカテゴリーは

ロッド:ショアジギングロッドMH~XXH、HHクラス

リール:ダイワ4000~6500番クラス シマノ6000~14000番クラス

ライン号数:PE2.5~6号

ルアーwt:60~150g前後

対象魚クラス:2~10kg(ブリ、カンパチ、ヒラマサ、サワラ、カツオ、マグロ、GT、シイラ)

上記のとおりです。

こちらになってくると、よりハードなタックルで大型魚と対峙することになるので、ソリッドリングでの結束一択です。

スナップでは、絶対とは言いませんが破壊されます。

特に10kgを超えるブリ、ヒラマサ、カンパチ、マグロなど、パワーと持久力を兼ね備えたターゲットは、スナップの耐用限度をはるかに超えるパワーを持っていますから、勝負になりません。

手返しは悪化しますが、環境面への配慮(ヒット後、ロストしたルアーが魚の口に残ることを防止)を考えても、破断しないソリッドリングを必ず使いましょう。

↓ソリッドリングによる接続

おすすめのジョイント(接続)パーツを紹介

以下に、おすすめのジョイントパーツを紹介します。

メーカー各社からパーツが出ていますが、青物ゲームにおいては”強度”に重きを置き選んでいきましょう。

スナップ

スタジオオーシャンマーク オーシャンスナップ OS4

新素材のSUS631を使用し、高強度化を果たしたスナップリングです。

ルアーの着脱を繰り返しても、バネの復元力が高く、パチン!と戻る特性が長く続きます。

また水中でのルアーアクション中に、ノット部がアイに触れないので、ラインブレイクの防止にも長けています。

 

マリア ファイターズスナップ

ルアーアイに接触する先端部分がラウンド形状(丸形)のため、アクションを妨げない特長があります。
最大110lb(50kg)まで耐える番手まであり、ライトショアジギングからショアプラッギング、中型青物まで網羅できるスナップです。

スプリットリング

土肥富 ハイパープレスリング SW

近海ジギングやシーバスゲームに使いやすいスプリットリングです。¥200円ほどからの価格展開で、手を出しやすい本格的なスプリットリングです。

材質の復元力も強く、ショアジギングの過酷な負荷にも耐えうる性能を持ち合わせていますから、私自身も多用しています。

ただ、ルアーのアイが太いものや大型のフックを使う場合などは、気を付けないと接続時に変形してしまう時もあります。

 

オーナー スプリットリング ハイパーワイヤー

特殊SUS鋼材を使用し、平打ち加工で強度を持たせた高強度のスプリットリングです。

このリングの特徴は何といっても、”パチン!”と閉じる復元力です。

ショアジギング、プラッギングで使うルアーにはアイが太いものが多く、軟弱なリングではすぐ変形してしまいます。

特にヘビー級メタルジグ(100g以上)を使う場合など、接続部に確かな強度が欲しい場合に重宝するでしょう。

 

オーナー スプリットリング ウルトラワイヤー

同社ハイパーワイヤーをさらに強化したのが、このウルトラワイヤーです。

素材は特殊SUS鋼材で、ハイパーワイヤーより太軸仕様になっています。

このリングの使用用途は、超大型ヒラマサ、カンパチ、GT、マグロなど夢のターゲット。

ただ、極太仕様のため、シングルワイヤー部とダブルワイヤー部が開閉しづらくなっていて、使用の際はケガに注意しなければなりません。

 

ソリッドリング

オーナー P-14 ソリッドリング

SUS鋼板を打ち抜いて研磨しただけのシンプルな製法のため、とてつもない強度を誇るソリッドリングです。

継ぎ目もなく表面処理もツルツルで、ラインへの攻撃性も低く、安心してパワーファイトを楽しめるリングです。

超大型魚とのファイトでも絶対に破断しない強度は強い味方になってくれます。

 

B.Rig ステンレスハイパワーリング WAO

耐食性に優れたSUS素材を使用。

ニッケルメッキ仕上げでラインへの攻撃性も低く、安心して使えます。

また無溶接リングのため、強度的にも申し分なく、大型青物とのファイトでも破断しません。

 

ローラースイベル

カルティバ ゲームスイベルBB

最大164lbまで耐えられる#3までのラインナップで、大型青物とのファイトでも安心できます。

またジギングのみならず、様々な釣りに活用できます。

 

 

以上、ショアジギングにおけるルアーとの接続方法についての考察でした。

強度とアクションの両立というのは奥が深い世界ですが、自分なりに工夫するのも楽しみの一つ。

キャッチ率を高める仕組みを組んでいきましょう。

 

では最後まで読んでいただきありがとうございました。

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