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【SWリール最強】19ステラSWの魅力と使用感の解説

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青物狙いで19ステラSWを考えているけど、実際の使用感はどうだろうか?シマノのフラッグシップだけあって良いのはわかるけど、高いお金を出して買う必要ってある?
ジギング、ショアキャスティングリール界の頂点に君臨する「シマノ 19ステラSW」について、実際に使っている経験から上記の疑問に答えていきたいと思います。
世界最高峰のスピニングリールは何がそんなにすごいのか?
なぜ10万円前後も出して買う価値があるのか?
これから本格的に取り組みたいショアジギンガーやオフショアジギンガーへ向けて書いていきます。
是非、一読ください。
◆この記事の内容◆
・ショアジギングに19ステラSWをおすすめする理由

・19ステラSWの使用感

・19ステラSWの高度な機構

・ショアジギングでの活躍パターン

本格的なショアジギングライフにお役立ていただければと思います。

ショアジギングに19ステラSWをおすすめする理由

まず、なぜステラSWを選ぶのか?という核心のところでありますが、選ぶ理由としては

・長期に渡ってハードな使用に耐えるリールが必要

・夢の大物を獲るために、最高のドラグ性能と強靭なリールが必要

・本格的に取り組みたいので、道具には妥協したくない

・人生一度は世界最高峰といわれるステラを使ってみたい

・フラッグシップリールを使うことで釣りのモチベーションを維持したい

・単純に欲しいから(笑)

やはり、フラッグシップリールを使うことで「安心」を手に入れたいというのが核だと思います。

きちんとメンテナンスすれば、半永久的に使えるほどの耐久性を誇る19ステラSWですから、長期的な安心を買う意味でも決して無駄使いにはなりません。

むしろ、釣行毎に最高峰のリールを使っているという満足を得られます。

19ステラSWの使用感

では19ステラSWを使用してみての感触をお話していきます。

私はショアジギング専門で使用していますので、バーチカルジギングでの感触はお伝えできませんが、項目分けしてまとめていきます。

リール全体の剛性感

19ステラSWの魅力の一つである剛性感。

それはフルメタルボディによる恩恵が大きいです。

リールフットからローター部までアルミ合金でできているため、負荷をかけて巻いた時の歪みがなく、力強い巻き上げを実現することができます。

その堅牢なボディシェルに包まれた極めて強靭なHAGANEギアも、永遠に変わらない巻き心地を実現しています。

ドラグ性能

19ステラSWの大目玉ともいえるドラグ性能。

いつの時代も、最高のドラグ性能を誇ってきたステラシリーズですが、19ステラSWは従来のXタフドラグを進化させ、ギリギリの滑り出しすら滑らかになっています。

ドラグ値の設定もかなり細かく調整できます。

また14000番~30000番の大型番手にはヒートシンクドラグ(急激なドラグ作動によるスプールの熱ダレ防止機能)を搭載し、マグロゲームや大型青物全般の攻略の強い味方になってくれます。

加えてドラグワッシャーの進化とDLCラインローラー(ラインローラー表面の特殊処理)の恩恵もドラグ性能を助長しています。

ベールの操作性

シマノSW機は総じてベールリターンが心地いいと評判ですが、19ステラSWのベール操作性も至高です。

特にショアジギングでは、キャスト~着水・フォール~ボトムタッチからすぐシャクリに入るため、返りの良いベールは必須になります。

バチン!と戻るベールは素早いシャクリの動作をはかどらせてくれるでしょう。

※ちなみに19ステラSWはオートベールリターン機能はついていません。

巻きの感触・強さ

19ステラSWはHAGANEギアとフルメタルボディ、13/1ボールベアリングの恩恵で巻き心地もかなりいいです。

インフィニティドライブ(メインシャフトの非接触化機構)が今作より搭載されたため、回転慣性が13ステラSW比で約20%軽減しているとのことで、巻きの滑らかさと軽さを両立しています。

当然、汎用機ステラと比べれば、SW機らしいゴリ感はありますが、過酷なシャクりを繰り返すジギングでは気になりません。

 

またインフィニティドライブによる巻きの強さは、ジグの操作や魚を掛けたときに現れます。

巻きたいときに無理矢理巻ける、ジグの重みを感じない。

 

こんな特徴があります。

防水性能

シマノ独自の防水機構である、Xプロテクト、Xシールドの恩恵でIPX8相当の防水性能を誇ります。

水の侵入経路となる部分にラビリンス機構(迷宮形状)を施し、特殊グリスを充填することで鉄壁の防水機能を実現しています。

実質、水没にも耐えられる防水性能はロックショアでの波しぶき、離島遠征時でリールを水洗いできない状況にも対応します。

特に2019モデルからラインローラー部にもXプロテクトを搭載し、ラインローラー部の耐久性は前モデル比で10倍となっています。

リールにかなりの負荷がかかるショアジギングのリールとして、この上ない機能ですね。

 

19ステラSWの高度な機構

では19ステラSWの高度な進化についてまとめていきます。

名作13ステラSWを更に進化させ、よりタフに進化した技術機構に注目です。

インフィニティドライブ

従来では、ピニオンギアで支持していたメインシャフトを非接触化し特殊低摩擦ブッシュで支持することで回転慣性を約20%低減した画期的な機構です。

実際の操作感でいうと、ルアーの負荷を感じにくいというものがあります。

8000番で80gの撃投ジグをシャクった場合、ほとんど巻き重りを感じないというのが本音。

 

巻きが軽いということは1日の釣りを通して疲労を軽減してくれること、巻きたいときに無理矢理ゴリ巻きできるということです。

今やツインパワーSWやストラディックSWなど、下位機種にも搭載されていますが、ステラSWではその機能性は如実に表れています。

DLCラインローラー

ラインローラーの表面に特殊処理(ダイヤモンド・ライク・カーボン)を施し、耐久性とドラグ性能を向上させる仕様です。

SW機ではステラSWにしか施されていないため、やはり特別感があります。

ロックショアシーンでは、ドラグを効かせながらやり取りする場面が多いため、ラインには相当な負荷がかかります。

限界ギリギリの攻防の中で、ラインローラーの動きが悪いために獲れないことも往々にしてあるため、DLCラインローラーの恩恵は大きいと言えます。

バリアコートスプールリング

スプールリングに特殊なコーティングが施されているのも19ステラSWの特長です。

岩との接触などに対して傷を防止する役目があります。

キャストするごとに、PEラインはスプールリングに接触します。 スプールリングにバリ状の傷があれば当然ラインは痛み、最終的には高切れします。

最も傷が入ってはいけない、スプールリングを強固にしてくれるこの機構は、大変重宝すると思います。

ドラグ性能・調整幅

どの時代も最高峰のドラグ性能を売りにしてきたステラSWですが、19ステラSWでは進化したXタフドラグに加え、ヒートシンクドラグ(ドラグが急激に出た際にスプールの発熱を抑えるドラグ機能)が搭載され、よりハードなチャレンジに対応します。

また、ドラグノブがつまみやすく細かくドラグ値を調整できるのは、シビアな攻防の際にかなり重宝します。

21ツインパワーSWもステラに比肩するドラグ性能を秘めていますが、比較するとドラグ構成パーツが少し違うようです。

魚の急激な疾走に対しても、確実に追従するドラグ性能は一層の安心感を与えてくれます。

 

ショアジギングでの活躍パターン

では最後に19ステラSWの活躍パターン(ショアキャスティング)を考察してみます。

小さい番手でも、剛性・巻き取りパワーはさすがステラといったところ。

4000XG サープ・港湾部・堤防からのライトショアジギング・プラッギング
5000HG/XG 堤防・沖堤防からのライトショアジギング・プラッギング
6000PG/HG/XG 沖堤防・テトラ帯・地磯からのショアジギング(PG/HG) XGはプラッギング
8000PG/HG テトラ帯・地磯・沖磯・離島でのショアジギング
14000XG テトラ帯・地磯・沖磯・離島でのプラッギング
18000HG キハダマグロや超大型青物などを磯からジギング狙う場合

 

上記が、番手別の活躍パターンです。

自身の体力や釣りの状況に合わせてセレクトしていきましょう。

個人的には堤防や磯からのショアジギングであれば、6000~8000番が一番バランスが良い番手だと思っています。

 

中型青物メイン(4~5kgまで)なら6000番、それ以上なら8000番、14000番という風に使い分けると、余裕を持って青物と対峙できます。

 

以上、19ステラSWの魅力と使用感でした。

13ステラSWもまだまだ現役で使えるほどの傑作なことから、19ステラSWはこの先10年くらい活躍の余地がある素晴らしいリールです。

 

本気で釣りをしたい方、必見です。

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