・18ブラストLTのラインナップ
・18ブラストLTの使用感や耐久性 ・どんなショアジギスタイルに向いてるのか? |
18ブラストLTのラインナップと技術特性
まずは18ブラストのラインナップですが、下記リンクをご覧いただくと確認できます。
ダイワ 18ブラストLT公式サイトへGO! |
ダイワとシマノでは同じ番手のリールであってもサイズが異なりますが、最近のダイワリールのトレンドであるLTコンセプト(LIGHT TOUGH)では同じ番手で同サイズとなります。
ホームページでサイズを確認すると、4000番~6000番の間のラインナップである事がわかります。
シマノ表記で8000番以上に相当する番手がないため、あくまでも近海でのショアジギ・オフショアジギング用であり、超大型青物などに対応するリールではなさそう。
18ブラストLTの技術機構
18ブラストの技術機構はいかがなものか?というのは以下をご覧ください。
スーパーメタルボディ | 強い力がかかっても歪まない特殊アルミニウム素材で構成 |
DS4素材(ローター部) | ダイワ独自の特殊強化プラスチック |
アルミマシンカットハンドル | 高剛性の安定した巻き上げを実現するハンドル |
アルミスプール | 軽量かつ強度に優れたアルミスプール |
パーフェクトラインストッパー | 太いリーダーなどを止めておける大サイズのラインストッパーを装備 |
LC-ABSスプール | 遠投性能とトラブルを軽減するスプール形状 |
クロスラップ | 綾巻き方式(飛距離とトラブルを軽減してくれる) |
エアベール | 糸絡みトラブルを軽減させるベール形状 |
ツイストバスターⅡ | ラインローラーで発生する糸ヨレを大幅に軽減させた機構 |
ローターブレーキ | ベールオープン時にローターが回転しないようにする機構 |
マグシールド | ボディとローターの間に磁性オイル壁を持たせたダイワ独自の防水・防塵機能 |
アルミマシンカットデジギア | デジギアⅡより10倍の歯面制度を誇る高強度ドライブギア |
ダイワの中堅リールに相当する機構は大体備わってます。
特にLTコンセプトながらメタルボディが採用されていて高強度ですし、マグシールドや高剛性ギアのおかげか巻き心地は滑らかで気持ちいいです。
過酷なショアジギングやジギングでの使用であれば、ラインローラー部に防水機能が欲しい所ではありますが、実売25000円ほどでこれだけの機能があるなら文句は言えないかもしれません。。
18ブラストLTの使用感や耐久性
では18ブラストLTを実際に使った感触について、いちユーザーとして紹介します。
購入後、15回ほど1日中ジグを投げて巻きまくったのですが、結論としてはガタもなく心地よい滑らかな巻き心地を維持できています。
ではいくつかの項目に分けて感触を解説していきます。
・巻き心地・
アルミマシンカットデジギアの恩恵で、滑らかな巻き心地が持続します。
ベアリング数は6/1であくまでも中堅リールにはなりますが、近海でのショアジギにはベストな使い心地です。
適度なヌルヌル感があるので潮流やアタリの感触もつかみやすい。
・巻き上げ力・
アルミマシンカットデジギアと力を込めやすいねじ込み式ハンドルで、ブリやランカーシーバスの引きにも余力を持って対応できます。
負荷のかかるジギングゲームを想定して、パワーライトノブが標準装備されている点もうれしい所。
・キャストフィール・
LCS(ロングキャストスプール)という、キャスト時のライン放出がスムーズになるスプール形状のため、キャスト時の糸抜けが良いです。
このLCSがついていないモデルでは、若干飛距離が落ちるためショアジギでは必須の機能かと思います。
・ベールリターンのカッチリ感・
シマノのツインパワーSWやステラSWほどのカッチリ感ではありませんが、実釣で困ることがないベールリターン性能です。
カチンッ!と切れよく戻るので、底を取ってすぐさま巻き出すショアジギでは有利に働きます。
・ドラグ性能・
ATDと呼ばれるダイワ独自のドラグ機構が搭載されているので、魚の動きに追従して滑らかにドラグが出ます。
特に青物系の瞬発的な走りにしっかり対応するので、ショアジギングでは重宝する機能です。
ただこのドラグ本来の潜在能力を引き出すためにはベアリングチューン(10BB化)をしてより精緻に動作するようにした方がいいという話も聞きます。
以下は18ブラストLTに対応する10/1ベアリング化するキットです。
ヘッジホッグスタジオ 18ブラストMAX10BB化ベアリングキット |
僕もしようか悩んでいますが、現状不満はないのでそのままです(笑)
・リール本体の剛性・
これは価格帯的には文句なしです。
基本骨格はメタルボディとなっており、岩とかにぶつけない限り歪んだりはしません。
ドラグも最大12kgまでかけられるので、ブリ・ヒラマサのパワーファイトでも負けないボディ剛性を誇っていると思います。
※ランカーシーバスを掛けて無理やり巻き上げても歪みは感じられませんでした。
・ローターの剛性・
ボディはメタルですが、ローター部はDS4(ダイワ独自のリール専用特殊強化プラスチック)なので上位機種と比べると剛性は落ちるでしょう。
実際ローターに力をかけてみると若干ぐにゃっと感があります。
価格帯としては妥当かと思いますが、20kgオーバーのGTやマグロを掛けない限り壊れたりはないと思います。
そもそも中~ちょい大型青物狙いで近海でのショアジギングやジギングの範囲内での使用なら問題ありません。
・マグシールドの効果・
最近のダイワリールでは付いてない機種が少なくなっていると感じるマグシールドですが、不意の波しぶきを受けても回転の滑らかさは持続しているので、優秀な防水・防塵機能といえるでしょう。
ただどのくらいノーオーバーホールで耐えられるかは未知数ですが・・(笑)
非マグシールド機種も過去に使っていましたが、1年も経てば回転のゴロツキが出てきました。
どんなショアジギスタイルに向いてるのか?
結論はサーフ~堤防~地磯までのショアジギングでの使用が適していると思います。
沖磯で使うには8000番から上の大型番手がないので厳しいでしょう。
以下に簡単に使用適正表みたいなのを作っておきます。
LT4000 | サーフ・堤防でのライトショアジギング |
LT5000 | サーフ・堤防・沖堤でのショアジギング |
LT6000 | 堤防・沖堤・地磯でのショアジギング |
フィールド別ではこんな使い分けが良いでしょう。
このリールが気になったら是非とも使ってみましょう。結構イイですよ~!
ではでは!