ショアブリ・・
それは堤防や地磯から釣れる80cmを超えるブリのことを指します。
ひとたびヒットすれば、驚異的なパワーでロッドを絞り込み、ドラグをいじめ抜くショアジギンガー憧れのターゲットです。
今回は、身近な堤防テトラ帯から狙うブリについてフォーカスし、タックルセッティングについて考察していきたいと思います。
■この記事の内容■
・堤防テトラ帯からブリを狙う場合のタックルセッティング |
この記事は、完全に私見です。
人によってタックルに対する考えやこだわりは違いますから、イチ参考程度に読んでいただけたら幸いです。
堤防テトラ帯からブリを狙う場合のタックルセッティング
では堤防テトラ帯からのショアブリタックルについて考察していきます。
今回は僕が実際に使っているタックルを挙げていきます。
また補足で推奨されるタックルパターンも紹介したいと思いますので、参考にしてみてください。
ロッド
【シマノ】コルトスナイパーXR S96MH
このロッドの表記はMHですが、他社Hクラスと同等か更に1ランク上といった硬さだと思います。
MAX90gまで背負えるスペックと、10kgクラスの青物を浮かすバットパワーを秘めているため、堤防で使うに不足はありません。
・【シマノ】コルトスナイパーSSのHクラス
・【シマノ】コルトスナイパーBBのHクラス ・【シマノ】コルトスナイパーエクスチューンのMHクラス ・【ダイワ】ジグキャスターMXのHクラス ・【ヤマガブランクス】ブルースナイパー のHクラス |
基本的にショアジギングロッドのHクラスを選ぶようにしておけば間違いないです。
大体どのロッドでも10kgクラスの青物を浮かすパワーを持っていますので、ブリ相手に余裕をもって対処できるかと思います
リール
【ダイワ】ブラストLT6000D-H
ダイワのLT(LIGHT TOUGH)で軽く強くというコンセプトのリールです。
ブラストLT6000D-Hは実売25000円ほどで、そこそこリーズナブルな部類に入りますが、メタルボディによる高剛性とアルミマシンカットデジギアで滑らかかつパワフルな巻き上げが魅力です。
全てをオールラウンドにこなすならハンドル一回転の巻取り量が多いハイギアタイプがおすすめです。(ダイワならH、シマノならHGと表記されます)
この番手はPE3号が300M巻き、最大ドラグ力12kgでショア青物狙いには十分なスペック。また外観のカッコよさもお気に入りですね。
・【シマノ】19ステラSW 5000~8000番
・【シマノ】15or 21ツインパワーSW 5000~8000番 ・【シマノ】20ストラディックSW 5000番~8000番 ・【ダイワ】16キャタリナ 4000~4500番 ・【ダイワ】セルテートSW 8000番 ・【ダイワ】16ブラスト 4000~4500番 |
ブリサイズともなると、使うリールも限られたものになります。
強烈な引きに耐えるだけの高剛性なボディ、性能のいいドラグ、長期間巻きまくってもゴロツキが出にくく円滑な巻き心地が持続するなど、必然的にいいリールを使うことがキャッチ率を高めることにつながります。
安価なリール、アジングで使うような小さなリールは、引きの強さに負けてギアの内部を破壊されたりという事もあります。
PEライン(道糸)
【DUEL】スーパーエックスワイヤ8 2.5号~3号
DUELから発売されている8本撚りのPEラインです。
コーティングが落ちにくく、真円性が高いのでキャスト時のライン放出がよくルアーがよく飛びます。
300M巻きで実売3000円(税込)くらいで強度も充分、トラブルも少ないのでヘビロテしてます。
・【よつあみYGK】Xブレイド スーパージグマン X8
・【シマノ】OCEA EX8 PE ・【モーリス】VARIVAS アバニジギング10X10 ・【ダイワ】UVF ソルティガデュラセンサー8+Si2 こちらの2~3号がおすすめです。 |
強度面を重視して8本撚りのPEラインをおすすめします。
上に挙げたラインならばどれを選んでも使いやすく、強度面でも心配はありません。
中でも【よつあみYGK】Xブレイド スーパージグマン X8は価格も安めでトラブルも少なく愛用者も多い商品です。
リーダー
【モーリス】VARIVAS VEP SHOCK LEADER 40ポンド
モーリス MORRIS VEP ショックリーダー 40LB 12号
モーリスから出ている高耐久・高耐摩耗性が魅力のソルトゲーム用ショックリーダーです。
基本的にフロロの方が根ズレにも強いし、アタリの感じもわかりやすいのですが、ナイロンでもテトラ際の攻防で思ったより深い傷がつきにくいので、気に入って使っています。
基本的にメタルジグの場合はフロロカーボン、その他プラグ類の場合はナイロンという風に使い分けるといいでしょう。
・【シマノ】OCEA LEADER EX Fluoro
・【モーリス】VARIVAS Ocean Record SHOCK LEADER |
この2つがおすすめです。
そこそこの規模の釣具店なら大体置いてますし、号数のラインナップも多く使いやすいです。
ルアーセレクト
ロングタイプのジグ全般(40~80g)
僕は基本的にジグのみで攻めていますが、青物は写真のようなロングタイプのスライドアクションやフォールで目立つジグに好反応を示すと思っています。
当然、小さなベイトを追っている時は10cm以下の小さいジグにも反応します。
要はマッチ・ザ・ベイトという考えで、「今、青物がどんなエサを追っているのか?」という事を参考にすればいいと思います。
サヨリやコノシロなど、体が長めのベイトを追っている時は長めのジグ、逆にカタクチイワシや豆アジなどのマイクロベイトを追っている時は小さいジグを使うようにするといいです。
・【オーナー】撃投ジグシリーズ(ノーマル・エアロ・レベル)
・【パームス】ジガロシリーズ(マッシブ・スーパースライド・QR) ・【シマノ】コルトスナイパーロング ・【メジャークラフト】ジグパラシリーズ ・【ジャッカル】ビッグバッカ―ジグ スライドスティック |
最近では、様々なジグがラインナップされていますから、実際に釣具店で探してみましょう。
ルアーのウエイトは釣り場によって変わりますが、基本は40~80gの間です。
潮流が速かったり、波が高くて底が取りにくい場合は60~80gの重めもウエイト、穏やかで潮もそんなに早くない場合は40gという風に使い分けると良さそうです。
水深10Mまで | 40~60g |
水深10M以上 | 60g以上 |
※明石海峡の辺りなどの激流地帯では100gのジグでも流されて釣りにならないことがあるようです。水深もそうですが、潮流によってジグウエイトを工夫する必要があります。
アシストフック
DECOY DJ-88 ツインパイク 3/0~2/0
アシストフックにはいろいろありますが、僕が愛用しているのはDECOYから出ているこのフック。
ヒラマサやブリなどの大型青物に対応するフックを備えているうえ、アシストPEも強度が高く安心して使えます。
フッキング率を上げるため、基本はツインフックを使いますが、バラシが少ない時はシングルでもいいでしょう。
アシストフックのサイズを選ぶ際の注意点
アシストフックのサイズ選びは悩む部分ですが、アクションを付けたときにフックがジグのボディを抱いてしまわないような少し大きめをセレクトするといいです。
以下に良い例と悪い例を挙げています。
※良い例
これはジグの胴回りよりフックのサイズが大きく上回っているので、フックがジグ本体を抱いてしまうことがありません。
もしアクション中にフックがジグに絡んでも勝手に戻ってくれる大きめのサイズが望ましいです。
大きいフックでも青物の口には余裕で入ります。
※悪い例
悪い例がこちら。
ジグの胴回りと同等のサイズのフックだと、キャスト毎に絡みつき、魚がバイトしてきてもフッキングしません。。
非常にもったいないので気をつけましょう。
・【カルティバ】ジガーライト段差 早掛
・【カルティバ】ジガライト段差 ホールド ・【カルティバ】ジガーミディアム ロックアシスト ・【シャウト!】43-TA ツインアシスト |
以上が堤防テトラ帯からブリを狙う際のタックル考察でした。
まだ時期が早いですが、コノシロ接岸が早く来ないかなあ・・と待ちぼうけです。(笑)