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遊びから得る創造力とは?【楽しみながら学ぶこと】

大人になって気づいたこと、それは幼少期の子供というのは、大人が見習うべきことがたくさんあるということです。

 

新しいものを見たり聴いたり、触ったりしたとき、

ママこれすごい!見て~!とか

ねえパパなんで、りんごは木から落ちるの?とか

普段大人がその本質を、深く考えもしないようなこと子供は質問してきたりしますよね。

また次から次へと気になったもの、面白そうな遊びをずっとやっています。

 

そして遊び疲れてぐっすり眠る。

 

そこには大人を縛り付ける社会の常識や、周りの評価、プライド、嫉妬などは存在しません。

心のブロックなどなく創造性に富んだ発言・行動をしています。

 

それ故、遊びの量に比例してどんどん成長していく。

 

新しい言葉・両親の言動・絵・周りの友達とのコミュニケーションなど、その習得速度は大人の成長速度とは比になりません。

 

前置きが長くなりましたが、今回は遊びが自信の創造性を高めることについてお話しようと思います。

1.やるべきことは山ほどある。に縛られる日本人

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日本社会というのは戦後の価値観を引きずっていて、潜在的に遊びを削って、苦労して仕事をこなし続けている人が誰よりも偉いという風潮がまだ残っています。

 

誰よりも学校の勉強でいい成績をとり、有名大学に入り、誰もがうらやむ大企業に就職する。

 

多くの人はこのパターンに大きな疑問を抱くことなく乗っかっていきます。

 

日本で長らく浸透した、この画一的な人生のレールには本人が本当にやりたいことというのはどこかにすっ飛んでいて、大体は周りから叩かれないように、両親の期待に応えるため、友達も一緒のような進路だから、といった他人の考えをベースにして出来上がっています。

そしてこの段階を経るごとに、言われたこと、他人が”やるべきことですから。”と勝手に決めつけたことを淡々とやる人間が出来上がってしまう。

それから社会人になるにつれ、やるべきといわれることが増え、いつの間にか遊ぶことは仕事やその他のやるべき事を邪魔する害悪だ!と潜在的に思ってしまう人が多くなるのです。

 

勤勉で、仕事の期限はきちんと守るし、周りと協調できる。

 

このスキル自体は素晴らしいものです。

 

しかし、遊びを完全に捨ててしまっては、創造性を発揮する力も身につかないし、人生をシーソーに例えてみたときに、アンバランスに傾いた状態となってしまうと僕は思うのです。

 

その結果、自分では気づかないうちにストレスを溜め込み、モチベーションが下がったり、体調を崩しやすくなったりで創造的なことを生みだす自分ではなくなってしまいます。

 

そんな自分は幸せといえるだろうか? 

自分を大切にできなければ他者も大切にできないというのはよく言ったものです。

 

こうして考えてみると、「べき思考」は程度を超すと危険な考えなのではないかと思っています。

2.遊びの中に創造性の種が隠れている

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自分が好きなことをする場面を思い浮かべてみてください。

 

旅行が好きな人を例にすると….

どこに行こうかなあ..と思いを巡らせ、旅行雑誌やインスタグラムなどで行きたい場所の情報をリサーチ。ここと決めたら、日にちや交通手段やホテルを決め、旅行でしたいことのプランをずっと頭の中でシミュレーションしている。

そして旅行に出発。もちろん見知らぬ土地では予想外のことが起きる。

道に迷ったり、移動手段がうまく段取りできなければネットで調べたり、現地の人に聞く。

海外なら言葉も完全にはわからないだろうから、自分で聴いて話してみて体で覚える。

 

この一連の流れで計画力・問題解決力・思考力・創造性・コミュニケーション力・語学知識など、あらゆるスキルを磨いていることがわかる。

本人はただ遊びのつもりでやっているだけなのに。

以上は一例だが、人間誰しも自分が本当に好きなことをやりたいものです。

 

事実、好きな遊びをやって、無意識に楽しんでいる状態では創造性が抜群に発揮されるという感覚は皆さんも身に覚えがあると思います。

・本当は勉強や仕事をしなければならないのについつい、自分の好きな遊びのことを考えてしまう。

・好きなジャンルのネットサーフィンをしてしまう。

などここには書ききれないくらい。

 

そのついつい気づいたら無意識レベルでやってしまっていることがあなたの本当に好きなことであるし、得意分野であるし、最大限の能力が発揮できる分野です。

 

堀江貴文さんの著書「99%の会社はいらない」で遊びに関して面白い記述があったので、抜粋すると

 

【興味があること→ハマれること→遊び→仕事」という図式があり、

今後はドローン(無人航空機)物流産業に参入してくる為、今ドローンが好きで遊んでいる人は技術が上達して将来、操縦士の仕事を獲得している可能性が高いということ。

また本田技研工業株式会社の創業者、本田宗一郎氏はもともと機械やバイクいじりが好きで、今の「ホンダ」を創り上げたというエピソードもある。

 

こうしてみると遊び・好きなことがビジネスにつながっているという図式がわかると思います。

 

情熱x市場の需要の重なる部分があればビジネスが生まれることがわかる2つの例です。

◇まとめ

今回は遊びがもたらす効果について簡単にまとめてみました。

 

遊びは生産性を伴わない時間だ!創造性や仕事とは関係ない!と切り離しがちですが、インターネットの発達によってさまざまなコンテンツがビジネスにつながる現代において、遊びで身につく知識や好奇心、集中力、創造性はは侮るべきではないし積極的に有効活用していくべきだと思っています。

 

単純労働の機械化が進む中、遊んでいた人が逆に仕事を獲得し、対価としてお金を得る。

 

これからこの流れは無視できないし、YOUTUBERなどを見てもわかることだと思います。

 

”遊ぶこと”それを無駄だと思わず、自分を創り上げる一つの方法として全力で楽しみましょう。

 

そして遊びの中から多くの学びを得ましょう。

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